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      KCI등재

      오오카 쇼헤이(大岡昇平)의 『레이테 전기(レイテ戦記)』론 ─ 전쟁책임의 주체와 대상의 애매화를 중심으로 ─ = A Study on Ooka-Syohei's A Record of the Battle of? Leyte

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      https://www.riss.kr/link?id=A104013033

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      다국어 초록 (Multilingual Abstract) kakao i 다국어 번역

      大岡のレイテ戦闘への認識は、敗戦認識に基づいた被害者としてのイメージが拡大再生産されていた、戦後
      高度経済成長期の日本社会に、自分達の歴史を外部の眼差しで相対化して視る認識の地平を開いたという点で
      は高く評価すべきである。しかし、この作品の執筆のきっかけはレイテ戦闘で名もなく死んだ兵士の名誉を回復
      し、その霊を慰めることであり、結果的に戦争への反省というよりは、アメリカの資本主義と結ばれたアメリカの軍
      部にその責任を問っていることが確認できた。これは執筆当時の、アメリカの資本主義に無気力に支配されていた
      日本の現実への憂いから来たもので、その中で日本兵士のフィリピン人への加害者としてのイメージは隠蔽され、
      日本軍部と天皇、それから米軍部の被害者として表象されていることが明らかになった。さらにそのような論理は
      1990年末以後の日本の新保守主義の論理的根據となっていることも確かめられた。
      ここで確認しなければならないのは、大岡の主張しているように、日本兵士の参戦理由が必ずしも強制的だっ
      たかということである。彼らは個人的に戦争に勝利した時の利益を期待したのではないか、果たして彼らに天皇と
      軍部の戦争の名目に批判的認識はあったか、自分達がフィリピン人に与えた被害への責任意識はあったか、と
      いった問題に対して、大岡は何も述べていない。勿論、兵士個人の戦争責任はエピローグで言及されてはいる
      が、それは漠然とした数字の表現に過ぎない。日本兵士のフィリピン人へ加害の具体例は、たった一回紹介され
      ているが、それはどこまでも敗戦に傾いていく戦況で限界状況に処した人間が日常の判断力を喪失した状態で冒
      したこととして解明されている。天皇と軍部の戦争責任の問題も、戦況の誤判によって無理に戦争を敢行したこと
      に対したもので、戦争そのものへの批判は曖昧な状態で放置するか、スペイン、アメリカなど、帝国主義の一般
      的な属性として普遍化する。フィリピンの解放という戦争の名分に対してはアジアと区別し、日本とフィリピンはとも
      にアメリカの資本主義の被害者という点では他のアジア民族と日本を同一視する矛盾を露呈している。
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      大岡のレイテ戦闘への認識は、敗戦認識に基づいた被害者としてのイメージが拡大再生産されていた、戦後 高度経済成長期の日本社会に、自分達の歴史を外部の眼差しで相対化して視る...

      大岡のレイテ戦闘への認識は、敗戦認識に基づいた被害者としてのイメージが拡大再生産されていた、戦後
      高度経済成長期の日本社会に、自分達の歴史を外部の眼差しで相対化して視る認識の地平を開いたという点で
      は高く評価すべきである。しかし、この作品の執筆のきっかけはレイテ戦闘で名もなく死んだ兵士の名誉を回復
      し、その霊を慰めることであり、結果的に戦争への反省というよりは、アメリカの資本主義と結ばれたアメリカの軍
      部にその責任を問っていることが確認できた。これは執筆当時の、アメリカの資本主義に無気力に支配されていた
      日本の現実への憂いから来たもので、その中で日本兵士のフィリピン人への加害者としてのイメージは隠蔽され、
      日本軍部と天皇、それから米軍部の被害者として表象されていることが明らかになった。さらにそのような論理は
      1990年末以後の日本の新保守主義の論理的根據となっていることも確かめられた。
      ここで確認しなければならないのは、大岡の主張しているように、日本兵士の参戦理由が必ずしも強制的だっ
      たかということである。彼らは個人的に戦争に勝利した時の利益を期待したのではないか、果たして彼らに天皇と
      軍部の戦争の名目に批判的認識はあったか、自分達がフィリピン人に与えた被害への責任意識はあったか、と
      いった問題に対して、大岡は何も述べていない。勿論、兵士個人の戦争責任はエピローグで言及されてはいる
      が、それは漠然とした数字の表現に過ぎない。日本兵士のフィリピン人へ加害の具体例は、たった一回紹介され
      ているが、それはどこまでも敗戦に傾いていく戦況で限界状況に処した人間が日常の判断力を喪失した状態で冒
      したこととして解明されている。天皇と軍部の戦争責任の問題も、戦況の誤判によって無理に戦争を敢行したこと
      に対したもので、戦争そのものへの批判は曖昧な状態で放置するか、スペイン、アメリカなど、帝国主義の一般
      的な属性として普遍化する。フィリピンの解放という戦争の名分に対してはアジアと区別し、日本とフィリピンはとも
      にアメリカの資本主義の被害者という点では他のアジア民族と日本を同一視する矛盾を露呈している。

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      참고문헌 (Reference)

      1 "鑑賞日本現代文? 大岡昇平?武田泰淳" 角川書店 1990

      2 "群像日本の作家19" 小?館 1995

      3 ?古確, "現代作家の表現─康成?辰雄?昇平" 明治書院 1980

      4 "池?克?「『レイテ?記』試論」(「民主文?」1973.5)"

      5 "日本文??究資料叢書大岡昇平?福永武彦" 有精堂 1982

      6 加藤典洋, "敗?後論" 講談社 1998

      7 丸谷才一, "大岡昇平文?紀行─水と大岡昇平 in: 現代日本の文?大岡昇平集" ?習?究社 1971

      8 佐藤泰正, "大岡昇平の 中原中也 論をめぐって in: 近代文?とキリスト??試論" 創文社 1963

      9 村松剛, "大岡昇平 in: 昭和の作家達" 英?社 1955

      10 中村光夫, "大岡昇平 in: 中村光夫作家論集" 講談社 1957

      1 "鑑賞日本現代文? 大岡昇平?武田泰淳" 角川書店 1990

      2 "群像日本の作家19" 小?館 1995

      3 ?古確, "現代作家の表現─康成?辰雄?昇平" 明治書院 1980

      4 "池?克?「『レイテ?記』試論」(「民主文?」1973.5)"

      5 "日本文??究資料叢書大岡昇平?福永武彦" 有精堂 1982

      6 加藤典洋, "敗?後論" 講談社 1998

      7 丸谷才一, "大岡昇平文?紀行─水と大岡昇平 in: 現代日本の文?大岡昇平集" ?習?究社 1971

      8 佐藤泰正, "大岡昇平の 中原中也 論をめぐって in: 近代文?とキリスト??試論" 創文社 1963

      9 村松剛, "大岡昇平 in: 昭和の作家達" 英?社 1955

      10 中村光夫, "大岡昇平 in: 中村光夫作家論集" 講談社 1957

      11 江藤淳, "作家は行動する" 講談社 1959

      12 大江健三, "レイテ?記 解 in: 大岡昇平集" 岩波書店 1983

      13 篠田一土, "レイテ?記 in: 日本の現代小?" 集英社 1982

      14 寺田透, "レイテ?記" 文芸 1976

      15 菅野昭正, "「環境と個のドラマ─大岡昇平論」(「中央公論」1972.8,9)"

      16 神田由美子, "「大岡昇平、レイテ?記」(「?文?」、1987.7)"

      17 根岸泰子, "「大岡昇平─「ながい旅」における<美しい??>」(「?文?解?と鑑賞」2004.11)"

      18 重松泰雄, "「作品論『レイテ?記』」(「?文?」1977.3)"

      19 川嶋至, "「事?は復讐する?5─『?虜記』と『レイテ?記』(「季刊芸術」1975.10)"

      20 池田純溢, "「『レイテ?記』における?史と文?」(「日本文?」1980.12)"

      21 山本祐興, "「?魂が非在ならば─大岡昇平『レイテ?記』による?像」(「新日本文?」1972.2)"

      22 木村敏夫, "「??文?論─死者にかかわる視点(『レイテ?記』について)」(「群像」191974.8)"

      23 "?野健男「大岡昇平論─シニズムの文?」(「文? 」1954, 1)"

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      2018-01-01 평가 등재학술지 유지 (등재유지) KCI등재
      2015-01-01 평가 등재학술지 유지 (등재유지) KCI등재
      2011-01-01 평가 등재학술지 유지 (등재유지) KCI등재
      2009-01-01 평가 등재학술지 유지 (등재유지) KCI등재
      2007-04-30 학술지명변경 외국어명 : 미등록 -> The Korean Journal of Japanology KCI등재
      2007-01-01 평가 등재학술지 유지 (등재유지) KCI등재
      2005-01-01 평가 등재학술지 유지 (등재유지) KCI등재
      2002-01-01 평가 등재학술지 선정 (등재후보2차) KCI등재
      1999-07-01 평가 등재후보학술지 선정 (신규평가) KCI등재후보
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      기준연도 WOS-KCI 통합IF(2년) KCIF(2년) KCIF(3년)
      2016 0.5 0.5 0.44
      KCIF(4년) KCIF(5년) 중심성지수(3년) 즉시성지수
      0.38 0.34 0.725 0.25
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