本稿では係助詞「こそ」の「結びの崩れ」と「述語の結び」の二点に力点をおいて、大蔵流派の元祖本と いわれている虎明狂言本を中心に前後の天正本と虎光本狂言そして中古・中世の...

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本稿では係助詞「こそ」の「結びの崩れ」と「述語の結び」の二点に力点をおいて、大蔵流派の元祖本と いわれている虎明狂言本を中心に前後の天正本と虎光本狂言そして中古・中世の...
本稿では係助詞「こそ」の「結びの崩れ」と「述語の結び」の二点に力点をおいて、大蔵流派の元祖本と
いわれている虎明狂言本を中心に前後の天正本と虎光本狂言そして中古・中世の作品との比較を通してその変遷
の特徴について調査・分析を行った。その結果、全体的には書き言葉と話し言葉の資料での使用様相において
大きな差がみられた。それから、狂言の流派によって多少の違いは見られるものの、大きな差はなく、いずれも
話し言葉的特徴を見せている。なお、同時代の話し言葉である天草版平家物語でも同様の傾向を見せている。
また、時代別に平安から鎌倉・室町時代に下るにしたがって、「係結び」の崩壊が増加している事実が確認でき
た。以下、係結びの崩れと述語の結び方という二点から検討してきた大要をまとめてみると、次のようになる。
①書き言葉資料に比べ、話し言葉資料ではいわゆる係結びの使用頻度がかなり低かったことがよく表われてい
る。
②「こそ」の用法の衰退は、話し言葉や、やわらかい文体の文章で先に起きているということである。
③「流れ」の45例はすべて接続助詞によって続いており、その中でも「に」「が」「ども」「とも」のよ
うな逆接の助詞がその大部分を占めている。
④この時代の一つの特質として古代語とは異なり、已然形でない結びの増加が現れている。
⑤助動詞の場合の状況などから考えると、係助詞的機能のものに対して、「結び」の部分とは切り離され
た形でとりたて助動詞的機能を持つものが、現われている。
참고문헌 (Reference)
1 桑山俊彦, "近世前期語(上方) in: 講座日本語?3 現代文法との史的?照" 明治書院 1981
2 金?裕之, "特立のとりたての?史的?化 in: 日本語のとりたて" くろしお出版 2003
3 近藤泰弘, "日本語記述文法の理論" ひつじ書房 2000
4 阪倉篤義, "日本語表現の流れ" 岩波書店 1993
5 日榮社編集所, "新?要?文語文法" 日榮社 2009
6 長尾高明, "古文解?と助詞:?調表現について in: 古典解?と文法 / 山口明?編" 明治書院 1987
7 半藤英明, "古典語『こそ』の?き─取り立ての?点から─" 1993
8 中村幸弘, "古典?解文法" 右文書院 2002
9 東京法令出版出版二部, "ハイステップ古典文法" 東京法令出版 2009
10 江口正弘, "こそ」について in: 天草平家物語の語彙と語法" 笠間叢書 1994
1 桑山俊彦, "近世前期語(上方) in: 講座日本語?3 現代文法との史的?照" 明治書院 1981
2 金?裕之, "特立のとりたての?史的?化 in: 日本語のとりたて" くろしお出版 2003
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9 東京法令出版出版二部, "ハイステップ古典文法" 東京法令出版 2009
10 江口正弘, "こそ」について in: 天草平家物語の語彙と語法" 笠間叢書 1994
11 半藤英明, "「古典語および現代語助詞「こそ」の機能」『成蹊?文』二九,,P297"
12 ?野嗣久, "「中世初期の?調表現に?する考察 ─「こそ」の用法を中心として─『?文?攷』第二十五?"
『일상생활의 모험』소론Ⅰ ─ 1960년대 사회참여 운동과 관련하여 ─
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世阿彌의 能 속에 그려진 老女의 執心 ― 「三老女」의 인물상 분석을 통하여 ―
학술지 이력
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| 2015-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (등재유지) | ![]() |
| 2011-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (등재유지) | ![]() |
| 2009-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (등재유지) | ![]() |
| 2007-04-30 | 학술지명변경 | 외국어명 : 미등록 -> The Korean Journal of Japanology | ![]() |
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| 2005-01-01 | 평가 | 등재학술지 유지 (등재유지) | ![]() |
| 2002-01-01 | 평가 | 등재학술지 선정 (등재후보2차) | ![]() |
| 1999-07-01 | 평가 | 등재후보학술지 선정 (신규평가) | ![]() |
학술지 인용정보
| 기준연도 | WOS-KCI 통합IF(2년) | KCIF(2년) | KCIF(3년) |
|---|---|---|---|
| 2016 | 0.5 | 0.5 | 0.44 |
| KCIF(4년) | KCIF(5년) | 중심성지수(3년) | 즉시성지수 |
| 0.38 | 0.34 | 0.725 | 0.25 |