本稿は、韓国のドラマ하얀거탑と日本のドラマ白い巨塔を修辞学的に比較分析し、韓国と日本における説得の戦略の違いを明らかにするのが...

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2010
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830
KCI등재
학술저널
459-480(22쪽)
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本稿は、韓国のドラマ하얀거탑と日本のドラマ白い巨塔を修辞学的に比較分析し、韓国と日本における説得の戦略の違いを明らかにするのが目的である。伝統レトリックでは説得の戦略はロゴス、パトス、エートスの三つの方向から決まるという。分析の結果、日本ではロゴス、特に定義が主な説得手段として選ばれていることが指摘できる。ここで言う定義とは説得的定義のことで、ある語の自分の使い方を、他人にも受け入れさせようとするような定義である。例えば、白い巨塔で東は、鵜飼が助教授である里見を蔑むために財前と比較しながら使った“理想が高いばっかりで融通が利かん”という言葉の中の、‘理想’について“理想というのは大いなる魂に宿るものですが、野心というのはちっぽけな魂に取り付くものでね”と新しく定義することによって、里見を擁護しむしろ財前を非難して、相手を自分の意見に同調させようとしている。
一方韓国では、日本のドラマでロゴスとして現れている所が、パトスへと変更したり、脱落したり、あるいは日本にはないパトスによるエピソードを追加したりするなど、パトスが、好まれる説得手段として選ばれていることが指摘できる。パトスの中でも特に友愛と憐れみは主な感情として現れる。友愛の相手とは自分にとってと同じものをよいとし、悪いとする人々、また同じ者を友とし、同じ者を敵とする人々であるが、その相手としてもっとも典型的と言える‘友達’、‘兄弟’のような関係が、하얀거탑ではしきりに強調され、そこから生まれる親密感、同情心などを刺激し、喚起することによって相手を説得しようとしている。なお、エートスにおいては日本では話し手が自分の権威を強調する方向から、韓国の方では自分や相手の体面を保とうとする方向から用いられていることが分かる。
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