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실정중(室町中)· 후기 이세물어주석서(伊勢物語註釋書)에 있어서의 고주적 발상 : 실명(實名)을 붙이는 주석방법을 중심으로
김임숙 한국일어일문학회 2000 日語日文學硏究 Vol.37 No.1
伊勢物語の注釋史において古注とは, 鎌倉時代中期から室町時代初期まで廣く用いられた『和歌知顯集』系統に屬する注釋と冷泉家流の注釋を他の若干の注釋とともに稱されるものであるが, これら古注の基本的な注釋態度については片桐洋一先生がすでに明らかにされたように, 一つは, 物語の登場人物すべてに實際の人物名あてて讀むということであり, もう一つは, 各章段に扱われた事件につき, 實際の年月日をつけて讀むということが擧げられる. 古注のこのような注釋態度は, 一見おもしろそうに思われるが, 實際においては事實とはかけはなれた荒唐無稽な說が多い. そのため, 古注のこのような荒唐無稽な注釋態度は, 室町中·後期のいわゆる舊注の時代においては猛烈に批判·反對されるようになるが, 例えば, 舊注の元祖的存在である『伊勢物語愚見抄』はその序文において, 古注でよく見える引用文獻とか登場人物すべてに實名をあてて讀む方法などは「一としてまことある事なし」と批判しているし, また「伊勢物語愚見抄』以後, 舊注の主流をなす宗祇·三條西家流の注釋においても古注の實名をあてて讀む注釋方法を否定しているのである. しかし, 注目すべきは古注的注釋方法の否定を大前提とする室町中·後期のこれら舊注においても, 實際の章段を見ると依然として古注の注釋態度とか古注的發想が殘存しているということである. それで, 本稿においては舊注に殘存する古注的發想, 中でも物語の登場人物に實名をあてて讀む注釋方法を中心に, その實態を明らかにしてみたが, まず, 『伊勢物語愚見抄』の場合, 物語の登場人物に實名をあてる最大の根據は他の증거に成り得る文獻資料と言えるが, 結果的にはこのような실증주의적な注釋方法が古注の世界から大きく離れていないことか確認できた. 一方, 宗祇·三條西家流の注釋も登場人物に實名を示さないことを原則とするが, 宗祇なりの, 物語の登場人物に對する特定のイメ-ジを强調しようとする場合, 實名をあてて讀んでいる. しかし, それよりは, やはり古注の說の影響を無意識的に受けている例とか, 古注の說を直接的には取っていないが, 一つの實相がいろいろな形で虛構化されて物語の中に散在するという古注的方法をそのまま取り入れている例のほうが多かった. 『伊勢物語愚見抄』より, 宗祇·三條西家流の注釋のほうが古注的發想がより多いということは, 物語を表面的意味だけで握えずに, その背後に隱された「下の心」すなわち, 物語の表現の趣旨を理解しようとする宗祇·三條西家流の注釋方法が, 物語を虛構と見, その裏に存在する實相を明らかにしようとする古注の注釋方法と相通じるものがあるからであろう. これら舊注が物語の至る所で古注の注釋方法を强く否定しているということは, 言い換れば, 舊注の時代においても古注の影響力が至大だったということを物語ってくれるのである.
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김임숙 대한일어일문학회 2014 일어일문학 Vol.64 No.-
The dominant view of poetry circles during Eras of the Konin’s reign was that literatures were important for running a country. Emperor Saga held such a view that literary works should be taken as a basis for running the country, and his literary perspective was well attested in the classical Chinese poetry works that he made published. Emperor Saga was an expert in poetry works enough to tutor his sons, the princes, himself. He also gave many royal banquets for poetry recitation. In the third collection of the classical Chinese poetry works that Emperor Saga directed, it is stated that Emperor Saga hosted many banquets for his nobles, mostly at Sinchonwon "The Sacred Garden". This study examined the forms and characteristic features of the poetry works produced at Sinchonwon "The Sacred Garden", which was Emperor Saga’s favorite spot for meeting his subjects, and it discussed what Sinchonwon meant to be as a place for literary works.
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김임숙 대한일어일문학회 2007 일어일문학 Vol.35 No.-
一条兼良は室町時代の代表的な公家歌人でありながら、一方においては、『源氏物語』『日本書紀』『古今集』 『伊勢物語』などの多くの古典研究を行なった学者でもある。 兼良の古典研究の中、『伊勢物語』に関するものとしては『伊勢物語愚見抄』(以下、『愚見抄』と略する)という注釈書が代表的なものである。この『愚見抄』にも兼良の古典学の特徴と言える訓詁考証的性格が強く反映されているが、その典拠重視の注釈態度は、『伊勢物語』注釈の流れを合理的で革新的なものに変えている。そういう面で、この書の注釈史的な価値が認められる。しかし、典拠のみを重んじるという偏向した方法が、かえって自らの限界を露呈している場合も少なくない。さらに、当時、用いられた『伊勢物語』本文は定家本が主流であったが、『愚見抄』が用いる本文は純粋な定家本ではないことに注目したい。 『愚見抄』の注釈内容と『愚見抄』が用いる『伊勢物語』本文の検討から、『愚見抄』は、室町時代の『伊勢物語』研究の中心の座を、正統の二条派を標榜しながら物語の文学としての文芸性を重んじる宗祇に譲らなければならなかった。
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김임숙 대한일어일문학회 2022 일어일문학 Vol.93 No.-
본 논문은 헤이안 시대 초기 편찬된 칙찬한시집에 보이는 은일(隱逸)시에 대해 그 유형과 내용상의 특징을 고찰한 것이다. 첫 번째 칙찬집인 『료운슈』에는 황실 별원이나 귀족의 별장 등을 속진에서 벗어난 은일의 공간으로 인식하여 그곳에서의 고적함을 읊은 시와 중국 은일 시인의 대표주자인 도연명의 삶을 주제로 한 시, 그리고 벼슬을 하면서도 은일을 추구하고자 했던 당시 시인들의 은일관을 엿볼 수 있는 이은(吏隱)시 등이 있다. 두 번째 칙찬집『분카슈레이슈』도 사가의 산원, 준나의 별원, 귀족의 별장 등에서 속진에서 벗어난 자적한 삶을 읊고 있으며, 세상을 떠난 은자를 추모하고 있는 시도 보인다. 세 번째 칙찬집인『게이코쿠슈』에서는 퇴위 전과 퇴위 후의 사가의 은일시가 다수 수록되어 있었다. 퇴위 전의 사가의 시는 은일의 공간에서 느끼는 고적함을 노래하거나, 속진 속에서 은일을 지향하고 있다는 점에서 이전의 두 칙찬집의 은일시와 크게 다르지 않지만, 퇴위 후의 시에서는 황위라는 정치적 속박에서 벗어나 보다 자유로운 입장에서 자연을 만끽하며 늙어가겠다는 사가의 적극적인 은일지향적 태도를 엿볼 수 있다. 중국의 동시대의 <은일>을 다룬 시집이 전형적인 <은>의 세계만을 추구하고 있는 것과는 달리, 일본의 칙찬한시집의 은일시는<은>과 <리>를 융합하거나 분리하는 형태로 발전해가게 된다.
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김임숙 대한일어일문학회 2015 일어일문학 Vol.68 No.-
Numbers of classical Chinese poetry works came into Japan during Eras of the Kōnin’s reign(814-824) when literal arts was booming with Emperor Saga"s support. As inventive power and knowledge about Chinese poetry works were keys to make difference in government official examination, many Chinese poems were created at the period, and thereby were weaved into the “Ryounnshuu". 14 out of 91 poems in the 3rd collection have something to do with Tao Yuanming. This figure is surprisingly highest compared to the other Chinese poetry works. This study aims to examine how Tao Yuanming and his literature were received during the Japanese renaissance of literal arts, analysing the poems related to Tao Yuanming in the poetry collection.
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칙찬한시집의 여성화자시 연구-반첩여(班婕妤)와 왕소군(王昭君) 시를 중심으로-
김임숙 대한일어일문학회 2021 일어일문학 Vol.90 No.-
본 논문은 중국 육조시대 이래의 한시에 자주 시제(詩題)로 등장하는 반첩여(班婕妤)와 왕소군(王昭君)이라는 한나라 시대 역사상의 두 여인이 당풍구가(唐風歐歌)시대라고 불렸던 9세기 초반의 일본 한시에서는 어떻게 다루어지고 있었는가를 고찰한 것이다. 육조시대 여성시를 총망라한 시선집『옥대신영(玉臺新詠)』과 일본의 칙찬한시집『료운슈(凌雲集)』(814) 『분카슈레이슈(文華秀麗集)』(819)『게이코쿠슈(經國集)』(827)에 실린 반첩여와 왕소군 시를 비교하며, 헤이안 초기 한시의 특징을 짚어보는 데에 본 연구의 목적이 있다. 육조시대 중국 한시에서의 반첩여와 왕소군 시는 모두 사적인 장에서 개인적으로 읊은 것이지만, 헤이안 초기 일본 한시에서의 반첩여와 왕소군 시는 그 대부분이 사가(嵯峨) 천황과 문인 관료가 군신창화(君臣唱和)의 형태로 반첩여나 왕소군의 입장 즉, 여성화자적 입장에서 그녀들의 비극을 읊었다는 사실을 확인할 수 있는 것이다. 이를 통해 9세기 초반 사가 천황이 중심이 된 일본 시단의 한시 창작방법은 중국과는 차이가 있다는 것을 알 수 있다.
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金任淑 韓國日本語文學會 2004 日本語文學 Vol.23 No.-
室町時代ごく末期の成立と推定される「伊勢物語영兒抄」は、この時代の伊勢物語註釋の主流なしている東常綠を祖とする二條派系統の注釋書の-つであが、その題から、また內容からも他の二條の舊注とは違う、この書のみの獨自性を見い出すことができる。 「伊勢物語영兒抄」については、すでにいくつかの硏究が行われているが、本橋では旣存の硏究とは違う觀點で、この書がどのような場で作られたか、すなわち、誰を講釋の對象として作られた書であるのかを、「영兒」が意味するところに焦點をあてて考察して見る。 「伊勢物語영兒抄」は室町時代の注釋、いわば舊注の始發をなす一條兼良の「伊勢物語愚見抄」や、以後の「伊勢物語肖聞抄」をはじめとする宗祇流の注釋害を多用しており、中でも持に、三條西家の說を集大成した細川幽齋の「伊勢物語闕疑抄」との關連性が甚だ深い注釋書であるが、そのような舊主的な特徵を呈しながらも、一方では鎌倉時代の注釋、わば古注の注釋方法をもかなり用いていることに注目すべきものがあると思われる。 勿論、舊注時代における古注の引用はめずらしい現象ではないが、「伊勢物語영兒抄」の場合は同時代の他の舊注とは比べものにならないほど、古注を多く用いているのである。また、この「伊勢物語영兒抄」の講釋の對象を考える際、もう-つのヒントになり得るのが、初心者向けの性格の注や、女性敎化的な內容の注が多く見られるという点である。 かつて、二條の元祖である東常綠は伊勢物語を講じる時、「サシタルニテナキ者ニハ、以古注ヨム。ヨキ門弟ニハ、本式ニヨム」(後陽成院の「伊勢物語愚案?」)ということが多數の注釋書から確認できる。 この「伊勢物語영兒抄」に古注的な注釋方法が多用されており、よりわかりやすく、また性を相手とする敎化的な注を施しているということを、上記の「伊勢物語愚案?」の記事と照らし合わせてみると、この書の講釋の對象は單なる「영兒」ではなく、若い女性を主對象としてまめられた注釋書である可能性がまことに高くなってくのである。
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